絞り(F値)とは?-カメラの重要な設定②-
こんにちは、じゅんぺいと申します。今回もカメラの重要設定のうち第2弾、絞りについてお話します💡
レンズには、光の入り具合を調節する穴があります。この穴は羽根絞りと言う機構で、大きくしたり小さくしたりすることができます。この調節が「絞り」になります。絞りは開ける、絞るという言い方をし、また絞りの程度は「F値(エフち)」と言う尺度で表され、絞りを開けるとF値は小さくなり、また絞りを絞るとF値は大きくなります。
○F値の大きさで何が変わる?
①ピントの合う範囲が変わる
ピントの合っている範囲のことを「被写界深度」と言い、ピントの合う範囲が狭いことを「被写界深度が浅い」、広いことを「被写界深度が深い」と言います。被写界深度はF値だけでなくレンズの焦点距離でも変わりますが、F値に限って言うと、F値が低いほど被写界深度が浅く(ピントの合う範囲が狭い=ボケが大きくなる」、F値が高いほど被写界深度が深い(ピントの合う範囲が広い)、ということになります。
ちなみにピントが合わずにボケている状態(ピンボケ)を「アウトフォーカス」、手前から背景まで全体にピントを合わせることを「パンフォーカス」といいます。
(F値は低いほど、背景をぼかしやすくなります。)
②写真の明暗が変わる
シャッタースピードが同じの場合だと、F値を低くすると露出が明るくなり、逆にF値を高くすると露出が暗くなります。これは、絞りの開け絞りにより、光を取り込む量が増減するために起きています。
F値を調整する事で、ボケのある写真が撮れたりできます。カメラ使い始めの頃に覚えておくと、写真のバリエーションが広がりますので、ぜひ試してみてください🎶